【デジタルイラスト】グリザイユ画法が失敗する理由『輝度』と攻略法

失敗する理由それは

色ごとに使えるグレーの幅が異なるから。

下図は一番上のグレースケールに

固有色として想定される

ランダムな色をオーバーレイした

スケールになっています。

うすい橙色はかなり白に近いため

10~50%程度のふり幅しかありません。

その下の紫系の色は

10~90%かそれ以上のふり幅があります。

つまり

最初にグレースケールで描いても

そのグレーの幅が乗せたい色に

合っているかどうかは分からないのです。

ではなぜこの様なことが起こるのでしょうか。

まず第一に

載せる色にも明度があるので

そこで一度決めた明度が崩れます。

更に色が乗ったことにより

輝度』と言う概念が出てきます。

明度と輝度

明度は数値化出来る明るさの事

輝度は人間が色を見た時に感じる明るさの事

下図は明度と彩度を変えずに

色相だけ変えた色です。

これを

輝度を無視してグレースケール化した場合と

輝度を反映してグレースケール化したものを

見比べるとこのような結果になります。

つまり色が乗ると

更に明度の印象が変わります。

\(^o^)/

攻略法

線画が有るなら先に固有色を塗る

分からないにしても色を仮置きして

グレースケールを描き始めるとこの二つの問題は解決できます。

結果を見ながら描きましょう。

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クリップスタジオペイント

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